ロカです。
昨日有馬記念がありましたね。
普段競馬をしない人でも知っているレースです。
勝ったリスグラシューという馬は10億円以上稼いでいます。
そこで質問ですが、一口馬主って聞いた事ありますか?
1頭の競走馬を複数人で分割して出資し、馬主気分を味わえるシステムのことです。
このシステムは、金融商品取引法の規定に基づき運用される商品ファンドの一形態で、競走馬を投資の対象としたものです。
そして、リスグラシューは一口馬主で募集された馬です。
一口馬主とは
現在日本では、約20のクラブが、一口馬主のシステムを提供するし運営しています。
一口馬主は、1頭の競走馬の権利を40~2000口に分割し(運営するクラブによって異なります。)、会員が出資し、餌代等の維持費を負担する代わりにレースで獲得した賞金を、出資割合に応じて受け取ることができます。
一口馬主は、金融商品取引法の規定に基づき運用される商品ファンドの一形態です。
一般的な投資とは違い、趣味としての要素が強い商品です。
きっかけ
以前ブログで紹介しましたが、夫は前職で競走馬に携わっていました。
前職の職場で扱っていた競走馬の中に、クラブが所有する馬が多くいたみたいで、一口馬主の存在は昔から知っていたみたいです。
でも、費用がかなりかかるイメージを持っていたみたいで、当時はクラブへの入会は一切考えなかったそうですが、今から7年前に夫が突然「一口馬主を始めたい」と言い出したんです。
理由を聞くと、牧場勤務時代に一番可愛がっていた馬の妹が募集されていたからみたいです。
一口馬主にかかる費用
入会金
金額は各クラブによって異なりますが、私の夫の入会しているクラブは10,000円だったと思います。
ただ、キャンペーン等で入会金無料になる場合もあるみたいです。
会費
毎月クラブに月会費がかかります。
3,000円~4,000円位のクラブが多いです。
競走馬出資代金
代金は競走馬によって異なります。
血統の良い馬はとんでもない金額で、総額1億円を超えるような馬もいるみたいですが、だいたい2,000万円~3,000万円位の馬が多いようです。
夫のクラブは1頭につき500口募集なので、だいたい一口4~6万円位の募集です。
保険料
競走馬の募集金額と年齢によって料金が変わりますが、毎年1回概ね1,000円~2,000円位かかります。
維持費
維持費としては、餌代や管理代がかかります。
月に一口当たり1,200円位で、月によって金額は変わります。
一口馬主の収入
出資した競走馬がレースで獲得した賞金が出資者の収入になります。
ただ、賞金の全額ではなく、調教師や厩務員、騎手に対する進上金、税金や手数料を差し引いた金額が出資者の取り分で、概ね賞金の60~70%です。
賞
賞金による配当金はクラブごとにルールは異なりますが、基本的に月単位で行われ、源泉徴収後の配当を出走した翌月に受け取ることができ、これを月次配当と呼びます。
また、源泉徴収された税金の一部は、翌年春頃に年次配当もしくは、引退時に引退時分配金として分配されます。
さらに、状況によっては個人で確定申告を行うことでも還付を受けることが可能です。
一口馬主の魅力
仔馬時代からの成長を見ることができる
一口馬主では多くのクラブが1歳の夏頃に募集を開始します。
競走馬がレースにデビューするのは、2歳の夏からなので1年以上前から出資することになります。
月に数度競走馬の近況報告や、動画が更新されるみたいで夫は楽しそうに見ています。
また、夫は参加したことがないですが、ツアーで競走馬を見に行くといったイベントもあります。
この近況報告や動画を見て、出資馬の成長が見ることができ、その馬に対して愛着が湧きます。
私自身は、競馬に興味はないですが、夫の馬がレースに出るときは応援しますし、気持ちはよく分かります。
名前を付けることができるかもしれない
出資した馬はデビュー前に名前を募集します。
もし運良く採用されれば、自分の考えた名前が新聞に載ったり、将来繁殖にあがれば血統表に名前が残ります。
また、命名者として記念品がもらえる事が多いようです。
ちなみに夫は1度だけ命名者になりました。
今はその子のデビューを待っています(^_^)
子供の運動会を見るような心境でレースを楽しめる
このように1年以上成長を見守り続けた愛馬がレースに出ると、ドキドキするし結果よりも無事にレースを終えて欲しい、あわよくば勝って欲しいという非日常を味わうことができます。
レースの週は、調教のタイムや新聞の記事を見て一喜一憂するなど、レースだけで無くその前から楽しむ事ができます。
さらに、運が良ければウイナーズサークルで愛馬やジョッキーと記念撮影ができます。
まとめ
一口馬主は確かにお金のかかる趣味と言えるでしょう。
夫もトータルで考えればマイナスになっています。
これが一口馬主の唯一のデメリットではないでしょうか。
でも、夫のように小遣いの範囲内でも年間2頭くらいには出資できます。
投資という観点からみると、お金儲けは難しいと思いますが、お金では買えない沢山の経験を得ることができます。
また、クラブパーティー等もあるので、新たな出会いもあります。
夫はそれまで小遣いの多くを馬券に費やしていましたが、今は大きいレースと自分の馬が出るレースで応援馬券を買うくらいです。
馬券を買うより馬を買って見る方が楽しいと言っています。
私はこれは大きな変化だと思います。
世界的に競走馬のオーナーは金持ちしかなれません。
もちろん一口馬主と馬主は全くの別物です。
でも、ギャンブルとして競馬を見るのではなく、オーナーとしての目線で競馬を見るというのは、金持ちのマインドに近づいたということではないでしょうか。
我が家では、今後も身の丈にあった一口馬主ライフを楽しみます。
もし、競馬でお金を浪費しているなら、一口馬主を始めてみるのはどうでしょうか?
Enjoy your investment!
夫と前職の友人についての記事です!
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