ロカです。
日本銀行が発表した資金循環統計によれば、昨年12月末時点で個人が保有する現金が初めて100兆円を突破したらしいです。
前年と比べて5.2%増の101兆円で過去最高です。
101兆円という信じられない額のお金が、その役割を果たさずにただ家で眠っているだけになっているのです。
また、保有金融資産のうち預金は955兆円で合計すれば1056兆円が適正なお金の役割を果たしていないのです。
これでは政府がどれだけ対応しても
これは日本経済にとって深刻な問題で、経済成長を促すためにも改善しなければいけない課題だと思います。
ここ最近は、若い世代を中心に投資を始める人が増えています。
実際に自分の周りもiDeCoやNISAというお得な制度を利用して投資を始める人が増えています。
ただ、20代30代はそれほど資金に余裕がありません。
また、40代も子育てにお金がかかりそれほど余裕があるわけではありません。
子供も手が離れて、収入もそれなりに増えている50代くらいからようやく生活に余裕が出てくるのではないでしょうか。
ですが、今のこの世代が投資をせずに預金を好むのです。
だからタンス預金や預金が圧倒的に多いのでしょう。
ただ、こういった世代に無理に投資を勧めるわけにもいきません。
投資である以上リスクを背負う事になるからです。
多くの高齢者は、収入がないという不安から節約をしたり必要以上にお金を貯めこみます。
その結果が今の状況と言えるでしょう。
保有資産の内「株式等」は198兆円、「投資信託」は78兆円となっていて、増加傾向にはあります。
それでも全体の14%程度と非常に低い水準です。
例えば米国では株式・投資信託の占める割合は47%です。
欧州でも25%となっています。
これは投資に対する考え方が決定的に違うからです。
欧米では小さい頃から金融に関する教育があり、資本主義の仕組みを若いうちから理解しているのです。
逆に日本ではお金の話をすることは避けられます。
日本では「お金儲けはいやしい」「お金は一生懸命働いて稼ぐもの」という考えが圧倒的に多いのです。
この考えが、結局お金に支配される人を多く生み出しているのは皮肉なものです。
日本経済はここ数十年低迷しています。
その一つの要因としてお金が本来の役割を果たしていないというものがあります。
国民一人一人がお金の正しい知識を身に付け正しくお金を使うことで改善されていくと思います。
ここにきて日本も金融に関する教育を導入が決定する等少しずつ改善はされています。
10年後20年後には、今現在眠っている莫大なお金が動き出す可能性もあるのです。
そうなれば強い日本が復活するかもしれません。
そんな日が来ることを期待して日々投資に励んでいこうと思います。
Enjoy your investment!
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