ロカです。
前回の記事で、FIREの概要やFIREを目指すべきではない人について考察しました。
その点を踏まえた上でFIREを目指そうと思う人はどのように目指せばいいのでしょうか？
今回の記事はFIREを達成するには具体的にどうすればいいのかを考えてみます！
FIREの条件
まず、何を持ってFIREと言えるのかを考えてみましょう。
FIREは経済的自立を意味します。
つまり、労働収入に頼ることなく生活費を捻出できる状態のことです。
例えば年間の配当金が年間の必要生活費を超えれば経済的自由の達成と言えます。
他にも、平均寿命から自身の余命を考えて、「年間生活費×余命（年）」を超える蓄えがあれば、これもFIRE達成です。
必要な生活費を計算する
FIREについては、一概にこれだけの金額があれば達成という明確な金額はありません。
人それぞれ生活水準や家族構成が異なるからです。
だから、自分がもしくは家族が生活するのに年間どれだけかかるか計算する必要があります。
例えば年間300万円必要だと仮定します。
FIREの場合ならこれが基準になります。
私の夫が目指すサイドFIRE（セミリタイア）なら、サイドFIRE後の労働収入を差し引いた金額が基準となります。
この場合で考えれば、サイドFIRE後の労働収入が年間150万円ならばサイドFIRE達成には年間150万円が必要ということです。
資産形成の期間・方法を考える
FIRE達成への手段は色々考えられます。
貯金だけで貯めてもいいですし、株式投資での資産運用も有力な手段です。
FIREを目指すにあたっていつFIREを達成したいかを考えるのも大切な要素です。
期間が決まれば年間どのくらいの貯蓄をするべきかが見えてくるからです。
FIREを目指すに当たって多くの人は早ければ30代、遅くても40代での達成を目指すでしょう。
例えば45歳での達成を目指したと仮定しましょう。
45歳であれば、平均寿命を考えれば残りの人生は40年くらいはあります。
年間生活費が300万円の場合、貯蓄のみだと1億2000万円必要になります。（年金は考慮していません）
貯蓄のみで45歳までに1億2000万円を築こうと思えばかなりの高収入でなければ不可能です。
貯蓄のみでFIREを達成するのはかなり困難なので、多くの人は投資の力を借ります。
配当金で生活費を賄おうと考えた場合、年間300万円の配当を得るには、税引き前で375万円の配当が必要です。
高配当銘柄であれば、配当利回り5％ほどのものもあるので、7500万円の資産があれば達成です。
これでもかなりハードルは高いですが必要金額は随分下がりました。
ある程度の収入がある方がかなり切り詰めた生活をすれば不可能ではない数字だと思います。
まあ、私たちの場合は無理なので、年間生活費を下げる事とFIREではなくサイドFIREを目指すことで必要資産額を下げています(^^)
具体的な方法①貯金
｛年間必要生活費（万円）－労働収入（万円）｝×余命（年間）
※FIREの場合は労働収入は0です
算出した金額を達成までの期間で割れば年間の必要貯金額が分かります。
具体的な方法②高配当銘柄への投資
｛年間必要生活費（万円）－労働収入（万円）｝÷0.8÷配当利回り
※FIREの場合は労働収入は0です
算出した金額を達成までの期間で割れば年間の必要投資額が分かります。
具体的な方法③インデックス投資
この方法は配当ではなく資産運用をしながら資産を増やして、必要な金額を切り崩す方法です。
よく4%ルールと言われますが、これは債権と株式を半分ずつのポートフォリオの場合、引き出し率4％であれば96％の確率で30年後も破産しないというものです。
破産しないどころかほとんどのケースで資産を増加させているのです。
｛年間必要生活費（万円）－労働収入（万円）｝÷0.04
※FIREの場合は労働収入は0です
算出した金額を達成までの期間で割れば年間の必要投資額が分かります。
まとめ
FIREを目指す方法は色々あります。
ただ、貯金だけの達成というのは現実的ではないので、多くの方は投資をすると思います。
高配当銘柄への投資、4％ルール等ありますが、自身のスタイルに合ったものを選べばいいと思います。
実際に計算をしてみると、FIREは難しくてもサイドFIREなら十分に達成できるということが分かると思うので、是非その感覚を味わってほしいと思います。
次回は実際に私の家庭をモデルにシミュレーションしてみます！
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