ロカです。
学校教育で投資に関する授業が始まります。
このこと自体は喜ばしいことで、日本人の金融リテラシーが向上するきっかけになるのではと期待もしています。
ですが、はっきり言ってこれだけでは不十分です。
何故なら、お金の教育を受けたことのない学校の先生が、正しく投資について教えることができるとは思えないからです。
中には投資の重要性を理解している先生もおられるでしょうが、そういった先生の授業が受けられるかは運になってきます。
投資をギャンブルだと思っている先生に当たれば、せっかく導入されたカリキュラムも無駄なものになるでしょう。
そこで、重要になるのが親の教育です。
私たちの親世代は、「お金は一生懸命働いて稼ぐもの」と子供に教育していた方が多いと思います。
ですが、これからの時代を生きる私たちの子供世代にこの教育をすることは「貧しくなりなさい」と言っているようなものです。
昔は株式投資は金持ちの特権で、庶民は真面目に働くことこそが金持ちになる近道だと考えられていました。
その結果、金持ちはより金持ちになり格差が広がっています。
金持ちになるには優良企業に就職する必要がある、良い企業に就職するためにいい大学に入る必要がある、そのためには小さい頃から勉強をさせる必要がある。
これは親が子の幸せを想う気持ちからくるものでしょうが、この考えの根本が間違っているのです。
「お金は一生懸命働いて稼ぐもの」という考えがこの間違いを引き起こしています。
サラリーマンの一つの目標として年収1000万円というものがあると思います。
平均年収を考えれば、1000万円もらえるのはほんの一握りの人だけでしょう。
確かに年収1000万円は高収入です。
だからと言って生活に余裕があるかと言えば別問題です。
年収1000万円を超える人は、自分は高収入だという自覚やプライドもあるでしょう。
全ての人がそうとは言いませんが、生活水準を高く設定する人も多くなると思います。
いくら収入が多くても、支出が多ければ生活が楽になることはありません。
逆に平均年収より少ない収入でも、資産を築く人が多くいます。
何が違うのでしょうか?
これは身の丈に合った生活ができているかそうでないかの違いです。
順番が違うのです。
資産を築いてから生活水準を上げればいいのに、高収入だからという安心感から生活水準をあげてしまっています。
高収入でも貧乏な典型的なパターンです。
投資についての教育が学校で始まるとはいえ、その効果を期待できるのはまだまだ先でしょう。
だからこそ、親の役割が非常に大きくなります。
子供の幸せを願うのであれば、お金についての知識を正しく身に付けさせることが有効です。
子供の意に反してまで無理やり勉強をさせて、いい大学に入れ良い企業に入れることが子供の幸せでしょうか?
私はそう思いません。
どんな道に進もうとも、お金に苦労しないように金融リテラシーを高めてやることが大切なのではないでしょうか。
もうすぐ産まれる我が子には正しい知識を身につけさせたいと思います。
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