ロカです。
最近ニュースで年金の積立金を運用している「年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)」が大幅な赤字を出したと報道されました。
テレビや新聞では、GPIFが17.7兆円も赤字を出した、年金制度がヤバい!等不安を煽る報道をします。
ネガティブな報道の方が反応が大きいからでしょうが、こういったマスコミの報道の仕方は悪意を感じますし嫌いです。
ただ、全てがマスコミのせいかというとそうではありません。
この報道が偏った報道であることは、少し調べれば分かることです。
自分で調べることもせず流れてくる情報を受け取るだけだから、マスコミの報道に踊らされてしまうのです。
そして、こういったニュースに大きく反応するからさらにこの傾向が強くなるのでしょう。
この報道だけ見ると、新型コロナウイルスの影響で年金制度が崩壊してしまうのではと思ってしまいますよね?
実際はそんな事はありえませんので安心してください。
日本の年金は私たちが支払う年金保険料と国庫負担金を資金源としています。
そして、年金を支給して余った分をGPIFが年金積立金として管理・運用しています。
年金の資金源は保険料と税金でほぼ賄われており、年金積立金は全体の1割程度に留まっています。
現在のように「年金積立金」をGPIFが管理するようになったのは19年前からです。
そして、この19年間で「57兆円」以上の黒字を出しています。
GPIFは株式や債券で運用を行っていますので、当然波はあります。
特に今回のようにコロナウイルスによる財政不安みたいな事があれば間違いなく赤字になります。
マスコミはその暴落のタイミングで、そこだけを切り取って報道しているのです。
厄介なのは、報道していることが嘘ではないということです。
損失が出ているのは間違いないので、報道としては正しいのです。
今回のように赤字になった時に報道すれば、大きな反響を得ることができますが、黒字を出した時に報道しても話題にもなりません。
だからこそマスコミもこのように偏った報道をするのだろうと思います。
ただ、高齢化社会が進む現代において、現在の年金制度では持たなくなることは間違いありません。
GPIFが運用していなければ、もっと早い段階で年金制度がまわらなくなるでしょう。
ですので、今回の報道を受けて私たちが考えるべきことは、年金資源を減らしたと言ってGPIFを責め、保険料を返せ!という全く意味のわからない抗議をするのではなく、これから確実に迎える超高齢化社会を乗り切るために資産を築くことではないでしょうか?
マスコミの報道をすべて真に受けるのではなく、自分自身で考え違う視点で見ることが大切ですね。
ロカでした。
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